前回は、ピースメーカーの話でしたので、今回は、セミオートマチック、特にガバメントのお話です。

２０数年前に、生まれて初めて撃った拳銃がこのガバメントです。 
今でもフルロードの４５ＡＣＰを撃った感触が思い出されます。
その為か今でも最も好きなオートマチック拳銃は、コルトガバメントです。 

現在では、もっと性能の良い銃はいっぱいあると思うのですが、どうも馴染まないようです。
撮影で銃を扱うシーンがあると、いつも自前のガバメントを使わせてもらってます。

本格的に拳銃を学びたいという役者さん自体なかなかいないのですが、この鈴木　実君はとても優秀でした。
銃に対してそれ程知識が無かった彼が、数ヶ月でオートマチックとリボルバーを撃ち分けるほどに上達しました。

最初はやはり、ガバメントから入り、ダブルアクションのリボルバーを経て、現在ではピースメーカーの抜撃ちまでこなすようになり、これからの課題、ピースメーカーのガンプレイを勉強中です。 

今の時代にピースメーカーのガンプレイと思われるでしょうが、これこそ拳銃を扱う基本中の基本なのです。これさえ覚えれば、どのような拳銃でも扱う事が出来るでしょう。 

どのような事でも何かを習得するには、近道はありません、間違えないで基本を学ぶ事が本当の近道だと私は思います。

（2001/11/01 ）